入浴方法を変え幸せで楽しい人生を
疲れた時は熱いお湯が入った湯船にゆっくり浸かってから眠れば
疲れが取れると考えていましたが
翌朝、起床したとき
スッキリ疲れが取れない時がありました。
周りの方に聞いてみると入浴すると疲れるので
あまり入らないという方や、ぬるいお湯にしか浸からないという方
も居られたので。
きっと入浴の仕方が間違っていたんだと考え
調べてみました。
適温
体温より2~4℃高めの38~40℃くらいのお湯は
胎児が母親のお腹の中にいる時の温度で
リラックスできる温度で、手や足を入れてみて「ぬるいかな」と感じる湯加減が
その時の体調にもっとも適した温度です。
体温との差が大きい熱いお湯にいきなり入ると
交感神経が刺激され血圧や心拍数が急激に上がり
脳卒中などを起こす可能性があります。
また昔は肩までよく浸からないと暖まらないといわれてきましたが
みぞおちから乳頭部くらいまでの方が
身体に無理なくゆったりと入浴できて良く暖まります。
38~40℃前後に入浴するときは
・精神的疲労を回復したいときに10~20分ぐらい浸かると
心身をリラックスさせる副交感神経の機能が優位になり
たかぶった神経を鎮めてくれます
・ストレス解消したいときに38℃の、ごくぬるいお湯に20~30分ゆっくり浸かると
末梢神経の血行をさかんにし頭に集中しがちな血液を分散し緊張がほぐれ
ストレス解消につながります。
42℃前後に入浴するときは
・身体的疲労を回復したいときに約10分間ぐらい浸かると
疲労物質である乳酸を取り除き、筋肉の疲れをときほぐしてくれます。
・運動不足を解消したいときにお湯に3~4分、出たり入ったり繰り返すと
温度差の刺激で筋肉がときほぐされるとともに、心拍数が90~130程度を上下し
軽いランニング程度の効果がえられます。
・肩こりを解消したいときにできるだけ長く浸かると
血行を促進し新陳代謝を高め肩の筋肉にたまった疲労物質を取り除いてくれます
浸かりながら柔軟体操をするとより効果的です。
タイミング
日々の疲れをとるには「良質な睡眠」が必要です。
それには入眠時(寝入りばな)が鍵を握っています
入眠時(寝入りばな)を良くするには入眠前の入浴です。
眠りにつきたい時間の1~2時間程度前に38~40℃の
ぬるめのお湯に20分くらい浸かることでリラックス効果で
副交感神経が優位になり眠りに入りやすくなります。
また人の身体は、体内深部の温度が下がると眠気が起こるようにできているので
一度、入浴で体内深部の温度を高めておくことで
風呂上がりに体温が下がるタイミングで眠気を誘発させることができます。
ただし、入眠の直前に42℃以上の熱いお湯に浸かると交感神経が優位になり
眠りにくくなり「良質な睡眠」がとれなくなります。
時間がない時など、すぐに眠りたい時は
シャワーを浴びて就寝する方が良いでしょう。
まとめ
調べて見た結果
「疲れた時は熱いお湯が入った湯船にゆっくり浸かってから眠れば
疲れが取れると」いう思い込みが間違いでした。
また、私が今までやってきた長時間(1時間以上)の半身浴は
実際には身体が暖まらず疲れをとるには適していませんでした。
これからは、入浴方法を時と場合によって変え「良質な睡眠」をとり
翌朝、元気に起床し楽しい生活が送れるようにしたいものです。
今回も最後までお付き合い有り難うございました。